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2007年7月 5日 (木)

【読書】「自由という服従」

今回は、数土 直紀 氏の著書「自由という服従」を読んでみました。

数土氏は、社会理論・数理社会学を専攻した、学習院大学教授という方です。

社会学的に「自由という服従」というテーマですから、何やら難しい感じがしますが、実際には「自由であることで何かに服従している」ということを幾つかの事例に基づいて論じています。
事例としては、サッカー日本代表のトルシエ監督と選手だったり、恋愛だったり、OLだったり、建築労働者だったり・・・
身近なものを単純化して事例としているので、比較的わかりやすかったです。

この本のテーマである「自由という服従」のポイントは、以下の文章が一番端的な説明ではないでしょうか?

「他者が自分を評価しないことを受け入れることができない限り、つまり他者にはいつだって自分を評価してもらいたいと考えている限り、かえって自分は他者に縛られ、自由でありながら自由を失うことになる。」

さらに、巻末の結論に近いところで、他者=自分の中で作り上げた幻影ではないかと考察されています。

つまり、人間は一人では生きられないわけで、必ず他者と関わりを持ちながら生きる。
ある自由の中でも、他者を完全に無視することはできない。
しかし、他者とは、自分の中で創られている他者であり、これに服従せざる得ない側面がある。
という感じで解釈しました。

確かに・・・こう考えると・・・
自分の中で創る他者をどうコントロールするかによって、自分の自由度が変わってくるような気がします。
なんか、ぼんやりとですが・・・少し、見えた気がしました。

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