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2007年7月18日 (水)

【読書】「うつを生きる」

今回は、精神科医である 芝 伸太郎 氏の著書「うつを生きる」を読んでみました。

最近、巷では「鬱」に関する啓蒙書がたくさん出版されていますが、この本はそういった本とは一線を画す本になっています。

この本は、『メランコリー親和型うつ病』という特定のうつの症例にフォーカスを当てています。
この『メランコリー親和型うつ病』とは、『メランコリー親和型性格』の人が発症しやすく、その性格の特徴は、「律儀、几帳面、清潔、真面目、仕事熱心」という傾向をもっているとのことです。
そうです、これらの特徴は、日本人としては、美徳とされる特徴なわけです。
著者は、これらの特徴を多くの日本人が持っており、『メランコリー親和型うつ病』は、一種の風土病であると論じています。
もちろん、鬱を発症した人以外にも、予備軍となりうる人が大勢いて、これらの人の「生きざま」こそ「うつを生きる」である定義しています。

この本を読んでいて感じたのですが、自分の事が書いているような気分になりました。
鬱を発症した当初、「迷惑をかけて申し訳ない」などと思っていたのですが、
この本によれば、それは借金返済ができなくなった状態であるということです。
『メランコリー親和型性格』の人は、他人に対して気を使う、頼まれると断れないという傾向はあるそうです。
これは、他人に借りを作ったら、すぐに返済しないと気が済まないということだそうです。
こういったことは、昇格=給料UP=それに見合った仕事をする住宅ローン=すぐに返済できない借金なども同様だそうです。
とにかく、借りを返す、借りを作りたくないという傾向が強いそうです。

私も鬱を発症する半年前に住宅ローンを組んで家を買いました。
無理せず、返済していけるはずですが、長い期間の借金はプレッシャーになりました。
また、会社の経営状況が悪い中で、失敗できないプロジェクトを担当したことで、人一倍仕事をしなくてはならないという気になっていました。
鬱で休職したりしたことなどで、更に自責感などに変化して行き、より症状を長引かせているように思います。

こう考えると、自分の性格自体がストレッサーとなっているメカニズムが良くわかります。
メカニズムを理解すると対処もできそうな気がします。
自分の根本的な性格は変わらないので、こういった特性を持っていると認識すること。また、「借り」という感覚を少し鈍くしてあげることで、すごく気分が楽になる気がします。

なにげなく手に取った一冊でしたが、自分にとっては、「目から鱗」って感じの本になりました。

うつを生きる Book うつを生きる

著者:芝 伸太郎
販売元:筑摩書房
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