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2007年5月 2日 (水)

【読書】「不運のすすめ」

今回は、米長邦雄氏の著書「不運のすすめ」を読んでみました。

米長氏は現在の日本将棋連盟会長であり、プロ棋士として史上最年長で「名人位」を獲得した方です。

さて、本の内容ですが・・・
以前に読んだ羽生善治氏の著書も面白かったですが、プロ棋士という人達は、長年厳しい勝負の世界を勝ち残ってきたせいか、本当に良く物事を観察し考えていると感心させられます。この本も非常に面白く、また、人生訓に溢れたものになっています。
年齢的にちょうど自分の親の世代なので、父親から人生を語られているような気がする本でした。

不運と幸運は表裏一体であり、不運は人を強くする・・・
を基本にどう人生を生きるべきか米長氏の考えが述べられています。
人生は60歳までが修行であり、60歳以降が本当の人生である。
60歳までは、幸運20年、不運20年、どちらでもない20年で、そのどちらでもない20年を幸運と出来るかがポイントである。
幸運、不運だけの人生はない。
と書かれていますが、確かに長い人生を見たときにそんなものかも知れません。
あくまで、ゴールは死ぬ時だとも書かれています。

そんな米長氏の人生哲学を表す言葉として、次の3つの言葉が心に響きました。

「人生の要諦は、いかに勝つかではなく、いかに負けるかである」
→失敗した時の対応、いかにけじめをつけるかが肝要。

「好調時に欠点を直し、不調時に長所を伸ばす」
→不運から幸運へ持っていくポイント

「この世には考えてもわからない事がある」
→自分でわからないことを考えることに時間を必要以上に使わない

「強いものが勝つのではなく、変化に対応できるものが生き残る」
→自然の道理。ココはうーんと思わずうなってしまった。

棋士として、人生観でも
「先を読みつつ、目の前の一手で最善手を打つことを心がける」
さすがです。

自分も少しはこうした域になれるように修行しかないですね。
私は未だ修行半ば過ぎの未熟者なので・・・

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