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2007年5月

2007年5月16日 (水)

【読書】「上司は思いつきでものを言う」

今回は、橋本 治 氏の著書「上司は思いつきでものを言う」を読んでみました。

橋本氏は、作家の方ですね。
「桃尻娘」などが代表作です。

作家という職業の方が、会社のシステムを題材に本を書くというのは、
意外であるし、新しい視点があるのかなぁーという軽いノリで読んでみました。

内容としては、
「なぜ、思いつきでものを言う上司が存在するのか?」という視点を切り口に日本の会社システムの問題点を指摘していくという論理展開をします。

会社は会社を維持する為に大きくなり、上司のピラミッドも大きくなる。
この時に、現場と上司の間には、温度差が生まれ、対流が起こる。
「上からの命令」「下からの提案」
この狭間で、上司は思いつきでものを言うという漁場が出来る。

こういった、誰にでも経験があるような、ないような話を展開していきます。

で、結局、どうすればいいの・・・って思いますよね。
この本の結論としては、
「あきれてみせる」
という、究極の高度で知的な対応をする!
ということになっています。

まぁ、そういう方法も良いかなとは思うけど・・・
はっきり言って、実践向きじゃないというか、即効性はないよね。

まぁ、これはこれで良いかな・・・といった本です。
読み物としては、面白かったです(^^♪

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2007年5月 9日 (水)

【読書】「問題解決の交渉学」

今回は、野沢聡子氏の著書「問題解決の交渉学」を読んでみました。

野沢氏は、コロンビア大学にて「協調的交渉術」を学び、日本でそのトレーニングプログラムの普及に取り組んでいる方です。

私自身は、ストレートで真っ向勝負!って感じで、今まではやってきましたが、30半ばを過ぎて少し変化球も必要かなと思い始めている今日この頃なのですが・・・
タイトルを見て、何か役に立つかな?と思い、手に取ってみました。

本の内容としては、
まず、「協調的交渉」とは何かを解説しています。
その後、日常の中で起こる身近なコンフリクト(対立)を取り上げながら、如何にして「協調的交渉」を行っていくかが、書かれています。

この「協調的交渉」ですが、一見すると妥協や譲歩を連想します。
しかし、協調≠妥協・譲歩であり、互いの最優先事項を明確にした上で、双方が納得する解決策を一緒に考えて創り上げていくものとしています。
従って、コンフリクトはチャンスであり、1+1=2以上の成果をもたらす可能性が大きいと述べられています。

日本人はこういった交渉事は苦手な国民と書かれていますが、確かに曖昧な決着というのも多いですから・・・そうかも知れません。
まぁ、曖昧は曖昧で良い部分もあるとは思うのですが・・・

で具体的な方法ですが、
互いが感情的になり破滅的な行動に出ないようにする為に
1.相手の話を良く聞く(相手の本音を理解する)
2.相手に自分の本音を伝える
3.互いに協調して解決策を出していく
といった手順を説明しています。

まぁ確かにこうすればと思うのですが・・・
私なんかは、人の話を聞くのが苦手。
やっぱ、人の話をしっかり聞くのが第一歩なのか・・・と少し凹ました。
人の話を聞く=相手に信用される第一歩なんですよねぇー。

まぁ、これは学問から発展した方法論なので、多少、お堅い印象がありますが、簡単に言えば、人の話を良く聞き、自分の事を相手に伝える といった普通のコミュニケーションがどんな状況でもできるようにって理解で良いように思います。

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2007年5月 2日 (水)

【読書】「不運のすすめ」

今回は、米長邦雄氏の著書「不運のすすめ」を読んでみました。

米長氏は現在の日本将棋連盟会長であり、プロ棋士として史上最年長で「名人位」を獲得した方です。

さて、本の内容ですが・・・
以前に読んだ羽生善治氏の著書も面白かったですが、プロ棋士という人達は、長年厳しい勝負の世界を勝ち残ってきたせいか、本当に良く物事を観察し考えていると感心させられます。この本も非常に面白く、また、人生訓に溢れたものになっています。
年齢的にちょうど自分の親の世代なので、父親から人生を語られているような気がする本でした。

不運と幸運は表裏一体であり、不運は人を強くする・・・
を基本にどう人生を生きるべきか米長氏の考えが述べられています。
人生は60歳までが修行であり、60歳以降が本当の人生である。
60歳までは、幸運20年、不運20年、どちらでもない20年で、そのどちらでもない20年を幸運と出来るかがポイントである。
幸運、不運だけの人生はない。
と書かれていますが、確かに長い人生を見たときにそんなものかも知れません。
あくまで、ゴールは死ぬ時だとも書かれています。

そんな米長氏の人生哲学を表す言葉として、次の3つの言葉が心に響きました。

「人生の要諦は、いかに勝つかではなく、いかに負けるかである」
→失敗した時の対応、いかにけじめをつけるかが肝要。

「好調時に欠点を直し、不調時に長所を伸ばす」
→不運から幸運へ持っていくポイント

「この世には考えてもわからない事がある」
→自分でわからないことを考えることに時間を必要以上に使わない

「強いものが勝つのではなく、変化に対応できるものが生き残る」
→自然の道理。ココはうーんと思わずうなってしまった。

棋士として、人生観でも
「先を読みつつ、目の前の一手で最善手を打つことを心がける」
さすがです。

自分も少しはこうした域になれるように修行しかないですね。
私は未だ修行半ば過ぎの未熟者なので・・・

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