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2007年2月 9日 (金)

【読書】「不幸論」

中島義道氏の著書「不幸論」を読みました。
題名としてインパクトがあったので、手にとって読みましたが、内容的には非常に個性的なものでした。

著者の基本スタンスは「どんな人生も全て不幸である」ということが前提で論理展開されていきます。
基本的に「幸福」はなく、世間の人は「幸福になりたい症候群である」。
幸福になりたい=思いたいということは事実を直視せず、思考力を停止させることである。
自分は人生を半分降りた。どんどん、不幸になって行きたい。そのかわり真実を常に見れるようでありたい。

こういった展開で話が進みます。
読み始めてしばらくは、あまりのインパクトに気分を害する感じもしたのですが、読んで行く内に「まぁ、そういう部分もあるな」と思いました。
ただ、内容的に非常に偏っているので、全部を肯定はできないですが・・・
本屋さんに並んでいる「幸福論」の反対側にある「不幸論」ってところですね。

この本は、心にゆとりのある時に、こういう考え方もある。。。くらいで読むのが良いかも知れません。切羽詰った状態で読むと、相当凹むと思います。

でも、「幸福」とか「不幸」とか・・・両極端なのでしょうか?
人間生きていれば、気持いい時とか、調子の悪い時はあるはず。
「幸福」も「不幸」もあって当然と思うのですが・・・
「自分」は存在しているわけで、自分は自分以上でもなければ、以下でもない。
驕ることなく、卑下することなく、ありまのままを受け入れる(客観的に見る)しかないと思うのですが・・・
ある時は、「幸福だぁー」、ある時は「不幸だぁー」とそれぞれに酔うことも悪いことではないと思うのですがね。哲学ってやつは、すごく極論になりがちな感じがしますね。
いいじゃない、曖昧で・・・と感じた次第です。

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